治験 参加者募集

【再発性または転移性の頭頸部扁平上皮癌を対象とした治験のご案内】18歳以上の男女

本ページは、Adlai Nortye USA Inc.からの委託による治験広告となります。

治験詳細

治験薬
(新しいお薬について)
今回使用する治験薬はPI3K(ピーアイスリーキナーゼ)阻害薬という種類の薬剤で、まだどの国でもがん患者さんの治療として承認されていない薬剤です。
頭頸部がんにおいて、細胞周期の調節に重要なPI3K経路が過剰に活性化することが分かっています。この経路の活性化により、がんの成長や進行、治療に対する抵抗が起こると知られています。
使用する治験薬はこの経路を妨げることで、がんの増殖をを止めたり、縮小させたりすることが期待されています。また、パクリタキセルと併用して使用することで、パクリタキセルの有効性を増強することが期待されています。

※パクリタキセル
併用薬として使用するパクリタキセルは、がんを治療するための薬剤(抗がん剤) です。
がんは細胞の成長と分裂を繰り返すことで増殖していきますが、パクリタキセルにはがん細胞の分裂を阻止し、増殖を抑えるはたらきがあります。
なお、この薬剤は、日本において再発または転移を有する頭頸部がんの治療薬として既に承認されています。
治験の目的および治療法の割り付けについて本治験の目的は、治験薬とパクリタキセルの併用投与とパクリタキセル単独投与の有効性と安全性を確認することです。
治療法は以下の通り「治験薬とパクリタキセルの投与」及び「パクリタキセルのみの投与」の2種類があります。
  • 治験薬とパクリタキセル投与群:週1回のパクリタキセル80mg/㎡の点滴と1日1回の治験薬100mgの経口投与を併用して21日間サイクルで投与
  • パクリタキセル投与群:週1回のパクリタキセル80mg/㎡の点滴投与

患者さんは2種類の治療法に無作為化という方法によって2:1の比率で割り付けられます。すなわち、3人中2人が治験薬とパクリタキセルの投与、3人中1人がパクリタキセルのみの投与の治療法に割り付けられます。

性別男性・女性
対象年齢18歳以上
参加条件
  • 再発または転移の頭頸部扁平上皮癌に対する、以下の抗PD-1/抗PD-L1療法後に進行または再発した方
  • 再発または転移の頭頸部扁平上皮癌に対する前治療歴が2次治療までである方(放射線増感剤としての単剤療法は、前治療ラインとしてカウントしない)
  • プロテインキナーゼB(PKB/AKT)、mTOR阻害剤、またはPI3K阻害剤による治療歴のない方
  • 再発性または転移性疾患に対する前治療の一部としてタキサン系の投与を受けていない方

他にも安全に治験にご参加いただくための条件がございます。

治験期間・通院回数1サイクルを21日間として、各サイクルの1日目、8日目及び15日目にご来院いただきます。その後、腫瘍縮小効果についての評価を放射線学的に進行、新たながん治療の開始または同意撤回等まで実施し、最大5年間の追跡調査にご協力いただきます。
実施場所宮城県仙台市、埼玉県日高市、兵庫県神戸市、兵庫県明石市
その他治験は中止、または参加の募集を終了している場合も御座いますのでご了承ください。
治験に参加した場合の費用負担原則として治験に参加している間の治験に関わる費用等は、治験を実施している製薬会社が負担しますが、治験実施医療機関によっては負担可能な費用の範囲が異なります。詳しくは治験実施医療機関窓口にお問い合わせください。さらに、治験に参加される方の交通費等の負担を軽減するために一定額の「負担軽減費」の支払いがあります。負担軽減費は各治験実施医療機関の治験審査委員会で承認された金額をお支払いいたします。詳しくは治験実施医療機関窓口にお問い合わせください。
患者会窓口特定非営利活動法人(NPO)頭頸部がん患者友の会 担当者
TEL: 03-6222-8900
Email : info@han-cancer

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